今日は良い天気でした！
退院してから４日間 引きこもり状態だったので、リハビリがてら散歩に出ました。

でも、ご近所さんにコルセットで「ピン」と伸びた背筋で、杖をつきながらヨタヨタ歩く姿を見られるのは嫌やし、なんか久しぶりの外やしでドキドキです......。
そして勇気を振り絞って玄関のドアを開けたら、外は眩しい＆寒い....めっちゃ寒い(>_<；)

昨年末から温室育ちだっただけに、まったく外の環境に適合できていないようです。。。
目も肌も完全に室内仕様になってます....。
即行でモコモコのジャンバーをはおり、気を取り直して、いざ出発！！
えぇ〜サングラスはよけい目立ちそうなのでやめました(；￣ー￣A

玄関を出て５、６歩ほど歩いた所で、「ガチャ」とお向かいさんの家のトビラが開く....。
「しまった！？」と思うも、素早く行くも戻るできず、発見されてしまう！！

「おぉー！ どないしてはったん？！」

僕も白々しく「あ！」と振り返ると、なんと向えのおっちゃんは半袖！！？
「エェ〜？？！」となるが平常心を装い、年末からの出来事を説明....。

しかし、いつしかおっちゃんの若い頃の武勇伝の話に。。。



無事におっちゃんのありがたい話も終わり、散歩を再開！！

と思い、振り返った瞬間に２軒隣のおばぁちゃんが完全に僕をロックオンしていた！！？
完全に最悪のバターン (；-_-)

もう、諦めてぎこちないであろう笑顔を作りながら、渋々寄っていき、年末からの出来事を話す。。。その間で、おじいちゃんも出てきて、また最初から説明.....。
これを一番恐れていたのである (_  _|||)。。。

まぁ心配していただけるというのは有難い話なんですが (;^_^A



さぁ ３度目の気を取り直して出発！
すごく久しぶりに歩く道に、少し感動しながらヨタヨタ歩いていると、道の角から２〜３人の子供達の声が....。

その瞬間「ワン！ ワン！ ワン！！」と犬に吠えられる（;゜ロ゜）！？ 

綱を持ってた女の子も焦って「クッキー！クッキー！怪しい人じゃないと思うから！！」
と、犬をなだめ一礼して足早に去って行った。
僕も「フーッ」と一息つき、久しぶりに犬に吠えられたなぁと思い歩き始めるが.....。


。。。。。。


「怪しい人じゃないと思うから！」.....。


・・・・・。


「じゃないと思うから」？？


.........。


やっぱり今日はもう帰ろう (・c_･ ;)



そういえば、あの子供達も半袖だったなぁ。。。

今日って暑かったのかっ？？！

今日は暖かく天気も良いですね！
こんな日はどこかに遊びに行きたいのですが....。


ん～ぅ 　有りそうで無いこの自由。。。 (-c_ - ;)


自宅リハビリで近所を散歩したいのですが、杖をついてヨタヨタ歩く姿を ご近所さんに見られたくないしで、家に閉じこもっております (>_<；)

と、言っても家の中も危険がいっぱいです！

そこら辺に段差はあるし、階段はあるし、おまけに手すりが無いっ（;゜ロ゜）！！

退院早々、病院の設備の良さと快適さを懐かしんでおります....。


そうそう現場検証しました！

エェ～ここから下に背中から落ちました！















下はこんな感じで狭いです！？












四方約５０～６０cm













で、このサッシの角で脊椎の上から３番目と４番目を骨折して、同時に背中の皮が一枚「べロッ！？」　とめくれた模様。。。











それと同時に、この床の部分で８番目を損傷して、下から４番目を骨折しました！



現場検証の結果、事故原因は　「階段を下りる際の不注意」　となりました！！



そのままですね (￣∇￣ ;)

皆さんもくれぐれも階段の上り下りには注意してくださいね(;^_^A

今日は最後のリハビリで病院にきました。
このリハビリの体育館とも今日でお別れです。

この体育館から見える外の景色は、別世界に見えていました。
別世界っていっても、前を通りすぎる人達が見えるだけなんですけどね。

今も、ガラス越しに見える人達は、携帯で話しをしながら歩く人や、友達と楽しく会話をしながら歩く人、または自転車に乗って移動する人達が、体育館の大きなガラス越しに無音のまま目に入ります。

あんな風に、無意識にできていた事が、あの時ほんの数秒時間が進んだだけで、一瞬にしてできなくなったんだなと改めて実感しています。

こっち側に来るのは、ほんの一瞬でした。

でも、こっち側から向こうに行くにはすごく困難で、もしくはもう行く事ができなかったのかもしれません…..。

幸いにも僕の場合は、時間とともに回復していくケガだったので、これからまた自由に動き回れるようになっていきます。

でも、次はいつまで自由に動けるのでしょうか？
もしかすると明日また戻るかもしれない。もしくは数ヵ月後か数年後か、逆にもう一生戻らないのかもしれない。

でも、こればっかりは本当に誰にも分らないんですよね。

ならば、以前のように自由に手足が動かせて、自由に動き回れるってすごく貴重な時間だったんですね。

健康な時は、歩ける事はあたり前だったから考えた事が無かったんだと思います。
でも、ここに来て分かったのは、あたり前ってただの結果論。
以前に、できていた事だからあたり前なんですよね。

だから先を見つめた時には、あたり前という言葉はみつからないような気がしました。



今日もここには、生まれもって歩行が困難な５才の男の子が、一生懸命リハビリに励んでいます。

もちろん今日も、ゆずの曲が流れています。

でも、きっとこの先も自由に走り回ることは一生できないのかも知れません.....。

そんな彼の目には、ガラスの向こう側を歩く人達はどう写っているのでしょうか？
それに、ケガが完治していき向こう側に戻ろうとしている僕のことも、どう見えているのでしょうか？

そんな事を考えていたら、今こうして自分の足で立てていることと、歩けることがすごく貴重で大切な時間に思えてきた。

だからって、彼に同情や哀れむ気持ちなんてありません。

だって、彼はすごく良い笑顔で笑うんですよ！体いっぱいに喜びを表現するんです。

ここにいる一生涯 手や足が不自由な方や、一生涯 車イスの人達もそうです。みんなみんな素敵な笑顔で笑ってます！


でもなぜでしょうか？すごく大変で辛いはずなのに、なぜ笑え、なぜこんなにも一生懸命 前に進めるのでしょうか？

人間ってすごく たくましいのでしょうか？？

もしそうだとしたら生きる事に、そんなに力まなくてもいいんじゃないでしょうか？

もっと自分を信じてあげる事ができれば、この先の困難も乗り越えていってくれるんじゃないでしょうか？



・・・・・・・



いや、きっと人間はたくましいんですよ！
自分を信じて、自分を好きになれさえすれば大丈夫なんです！！


だから僕はこれから先、力まずに肩の力を抜いて生きていこうと思います。

いつも、ここにある瞬間を意識しながら！！

現在、ＡＭ１：４５ .....。


。。。。。。


あれは確か、ＰＭ１１時頃だったか。

今日が最後の夜と思いながら、７９日間お世話になったベットに入り携帯電話のYouTubeで、ゆずの「みらい」を聞いていた。

この曲は、先天性の病気で生まれもって歩行が困難な、５才の男の子が大好きな曲。

彼がリハビリに来た時には、必ず ゆずの曲がかけられる。

その中でも、よく流れていたのが「みらい」という曲だった。

彼は痛いリハビリに、時には大声で泣きながらも、体育館に響く ゆずの歌声にずっと口を合わせながら毎日毎日頑張っている。

僕は、その姿にすごく頑張る勇気をもらっていた。

それと気がつけば、自分も ゆずの曲にも元気づけられていたなぁと思い改めて聞きたくなったのである。




その時に、カーテン越しに僕を呼ぶ声が聞こえる。？

何かと思えば隣りの病室の人が、最後やしちょっと話しましょうと呼んでいた。

消灯後の静まり返った病院の中では、あまり声を出して話す場所もないからと、寒い外に連れ出される。

外に出て少し移動した先に、何やら車イスに乗った人達の影が見える。

近づいていくと「退院おめでと～！！」と、この病院で知り合った人達が歓迎してくれていた。

その輪の中心には、王将の餃子とトリカラが用意されている。

僕も少し経験があるが、病院で車イス生活をしてる人達が、これだけの物を準備するのは大変だっただろうなと思う。

本当に感謝です。めちゃくちゃおいしかったです。。。

それで気がつけば、寒空の下AM1:45まで話し込んでいた。




本当に人との出会いはすばらしいです。

今回の入院でたくさんの方々に迷惑をかけました。でも、その反面すごく貴重な体験もさせてもらえました。

なので、退院したらここで学んだ事を生かして迷惑をかけた方々に恩返しをしていこうと思います。



そして

人間は素晴らしい！

音楽のもつ力も素晴らしい！

ついに退院の許可がおりました！

先日の、ＭＲＩ検査の結果も良好との事です！！

ついに、外の世界を自由に飛びまわれる日がやって来たのです  o(Ｔ-Ｔ)o


しかし、拷問コルセットは後一ヵ月装置と、当面は杖歩行....。

それに次回の再診察までは車の運転等は禁止。。。


なので、自由に飛び回るは言いすぎましたね....(-c_ - ;)



それと退院日は急ですが明日を予定しております！

明日を逃せば、また一週間後になるので無理矢理です=З=З=З

看護師さん達には、来る時もバタバタで、帰る時もバタバタやねと言われたが、帰れると分かってしまったら後一週間は耐えれる自信がありませんでした  (￣∇￣;) ﾊｯﾊｯ

まぁ いろいろと制限があり、入院してるのとあまり変わりませんが、それでもホッとしました (●´_ゝ｀)


この度の入院では、たくさんの方々にご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。
並びに、ご心配いただいた事を深く感謝いたします。


本当にみんな良い人ばかりです  (ＴｗＴ。)